西武HD、緊張の11年に幕 ~私が西武HDに望みたいこと~

 

こんにちは、チャーリーです。 

西武HD、緊張の11年に幕

サーベラスが全株式売却、復活ホテル稼ぐ柱に

(2017年8月17日、日経新聞朝刊)

本日上記の記事を読みました。

西武HDはサーベラスより、出資を受けて11年半、一時は経営方針を巡り激しく対立したが、その関係にもようやく終止符が打たれたとのこと。米投資ファンドサーベラス・グループが西武HDの全株を売却しました。過去にサーベラスは、プロ野球球団の売却やローカル線の廃止を求めていました。確かNHKの番組だったと思いますが、ローカル線廃止の件で地元住民が反対しているシーンは印象的でした。それも昔の話となり、西武HDの業績が回復するとともに対立は次第に弱まり、14年に西武HDは再上場を果たしました。サーベラスと言えば過去にあおぞら銀行国際興業などに出資しており我々日本人からすると「ハゲタカ」のようなイメージがあり、会社を食い散らかして売却益を稼ぐイメージがあったのですが、西武に関する限りはどうもそういうこと無いようで、1000億円で蒔いた種にそれを大きくするアイディアもサーベラスは惜しみなく提供していたようです。投資期間は11年と異例の長きにわたったが、サーベラスは段階的に保有株を売却し、長期所有に終止符を打ちました。サーベラスは一定の投資収益を確保したとみられます。西武HDはリニア新幹線開業を見据え、品川エリアの大型開発を見据え、品川エリアの大型開発を予定。若年層をターゲットに低価格帯の新ブランド「プリンススマートイン」を設け、国内外のホテル数を現在の5倍の250施設に広げる計画もあるとのこと。復活した老舗大手の攻勢に、あるホテル大手の幹部は「市場の追い風に乗ってうまく事業を拡大できているそうです。まさに万々歳ですね。

ここからは私のコメントとなります。私は過去何十年の間にプリンス系のホテルを利用したことがありました。ところが、そのなかで宿泊したり、食事をしたりして本当に満足したことがないのです。ほんの一例をあげれば、万座や大磯でスキーや海水浴に行った際に食べたカレーの安っぽさ。紙製の皿の時もありましたが、味がレトルトカレーとあまり変わりないのに1500円以上のホテル価格であった記憶があります。もうひとつは旧品川の宿泊棟(本館って言っていたか?)を親戚のためにとった時のこと。親戚がどうしても「プリンスに泊まりたい」という要望があったので、それを叶えるために予約したのです。部屋まで同行して中に入ったのですが、最初にイメージした高級ホテルというイメージとは裏腹に、ユニットバスがなぜか窓際に設置されていて内部も非常に狭い感じでした。私が勝手に高い基準を想定して失望していると言われればそれまでですが、どうにも納得がいかないこと多かったのでした。私見が続きますが、この企業の傾向は、自分の利益のためには顧客に得させてはいけない、ほんの少しでも顧客にお値段以上の恩恵をもたらしたら、企業の業績が悪くなると信じる企業文化があるのではないか。私は企業の成長の為には上記の考えは間違っていると感じます。例えば星野リゾートのように破格のサービスを実行することで、ホスピタリティの良さが強烈に印象付けられ、永年のリピーターになっていくのだと思います。西武HDさんには今回の日経の朗報を喜ぶとともに、ぜひこれからは「損して得とれ」の気持ちをもってホテル事業のサービス向上に邁進願いたいと考えます。

 

    

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